桜 sakura-sakura 二周年
   合同句集記念パーティ

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さくら会2周年合同句集完成記念パーティー   
平成18年6月25日
合谷主宰、会員34名が集い、「芝とうふ屋うかい」で開催された。

司会者、渋谷句会谷澤和彦さんより合谷主宰の経歴紹介でパーティーは始まる。
紹介の中で特に印象に残ったのは今秋、本阿弥書店より発売される「俳句の杜 アンソロジー」に合谷主宰の句が掲載されることだ、今後のご活躍が益々期待される。
経歴紹介の後は合谷主宰のご挨拶である。お着物姿がお美しい。



句集の序文”心ゆらぐ詩”よりお話になる。
”知性は情念の奴隷である”という言葉に会員は皆はっとされたようだ。
さくら会名称の由来として主宰より在原業平の歌が紹介される。
 
よのなかにたえて桜のなかりせば春のこころはのどけからまし
 
この歌は主宰自ら筆をとり合同句集に掲載している。
会場が静寂に包まれる、皆さんが主宰の一言一言を心に留めているのである。
ご挨拶の最後は主宰自らご自身の句で締められた。

桜東風異形の貝を拾ふかも

盛大な拍手が会場に鳴り響く。
主宰のご挨拶の後にさくら会会員を代表して渋谷句会佐久間孝子さんより花束が贈呈される。



続いて横浜句会岡井翼さんより祝辞が述べられた。
日中交流クラブでご一緒された旅のお話と共に、黄河の句を紹介された。乾杯が行なわれた。

大黄河わたる色なき風の中
 


乾杯の後はさくら会設立当初からの会員である船津昭夫さんよりさくら会の経緯紹介、そして主宰句の鑑賞が行なわれた。
 
春の月ちからどこにもなかりけり

勝田芳正さん、鈴木進さん、山里誠さん、酒井俊祐さん、木村、柳川祐子さん、田中ミチ子さん、林エマさん、小川守正さん、間瀬正三さん、谷澤和彦さん、みなさん季語の説明から個性的な鑑賞を行なった。
主宰句鑑賞の最後では目黒句会吉野頴子さんより素敵なお花のプレゼントが主宰へ贈られた。
鑑賞者は大役を果たし、緊張も解け、そして主宰よりお礼のことばを最後に頂戴して満面の笑顔だ。

ここでパーティーの一部が終了だ。
料理に舌鼓を打ちながら会員同士の会話が弾む、パーティー当初から横浜句会の関根勝さんがカメラマン役をこなしている。各テーブルの写真撮影が忙しそうだ。

二部は皆さんが待ちに待った合同句集の配布、そして木村が合同句集の編集、見所を説明する。
会場全体を興奮させるほど、合同句集の出来栄えは素晴らしい。

装丁、序文、主宰句、会員の掲載句、名句鑑賞、主宰句鑑賞、吟行記、さくら会あゆみ、すべてに主宰の情熱があますところなく注がれている。
二年足らずの間でのここまでの会員の成長に主宰もうれしさを隠しきれない様子だった。さらに励みたいと会員も思ったひと時でもある。
この気持ちを忘れないようにしたい
 
装丁、序文、主宰句、会員の掲載句、名句鑑賞、主宰句鑑賞、吟行記、さくら会あゆみ、すべてに主宰の情熱があますところなく注がれている。
主宰自らの「桜」題字から業平の歌まで、手書きの墨書であったこと
句集製作に重要な装丁、デザイン編集までをお一人で手がけたことを伺い、手に持つ合同句集に重みを感じる。
この後は会員自らの自薦句紹介だ。
会員各々が自薦句を二度読み上げ、季語を説明する、そして自句自解を熱く語る。
学生句会山里誠さん、吉祥寺句会本田富子さん、各句会幹事の自薦句紹介も個性的だ。

主宰の自薦句紹介
  へその緒の重さほどかな朧たつ
 
真剣な面持ちで、句の奥にある思いにしんと聞き入った。今日の日はきっと胸に刻まれる。。誰でも
そう思った瞬間でもあった。

時計はいつのまにか四時半になろうとしている。渋谷句会幹事勝田芳正さんがマイクの前に立ち、
皆さんが起立する、「関東一本締め」の掛け声とともに有意義なパーティーは閉会となった。
 
主宰、幹事の皆様、皆様・・!お疲れさまです。
 
 
充実の会でしたという感謝の声しきりです、幹事としてもやり甲斐を感じる1日だった。
皆様の声・・そのうちのいったんを以下にご紹介する、木村智記
 




合谷先生
昨日はとても思い出に残る良い会でしたね!さぞお疲れのことと存じます。
私たちは唯会に当日出席させていただくだけでしたが、準備をされました方々のご尽力本当に感謝、感謝です。心より御礼申し上げます。宜しくお伝えくださいませ。
とても立派な句集で、嬉しいやら、恥ずかしいやら。。。でも矢張り嬉しい〜〜です。
自句の紹介、前夜書いて練習したのに、、、マイクを持ったら真っ白け、、、、、帰りましたら疲れ〜〜ました。
皆様に刺激され、勉強して奥の深い句を詠めればと思いました。(乞うご期待???)
 
皆様方のご努力ですばらしい記念パーテーがおわり
 今ゆっくり句集を読ませていただいております。
 皆様なかなかの作品でこれもみな先生のご指導のたまものでしょうか、、先生の魅力でどんどんよい会になっていくようですね。今後とも
よろしく、、、、おからだきをつけてくださいね。。・。ほんだ
 
 
「芝とうふ屋うかい」